「家を買う」という事Vol.42 ①「表層リフォームとプチリフォーム」②「オススメのリフォーム」 | センチュリー21グローバルホーム


  • 「家を買う」という事Vol.42 ①「表層リフォームとプチリフォーム」②「オススメのリフォーム」




    【表層リフォームとプチリフォーム】
    中古住宅の購入をご検討であれば、基本的には大なり小なりリフォーム工事はされる方が多いです。今回はリフォームについて簡単に説明していきたいと思います。
    まずは、リフォーム費用についてですが、実際の費用感は物件ごとにもかなり変わりますし、皆様の目指す理想によっても差が出ます 。その為、実際にどのくらいかかるのかを事前に調べておくことは 中々難しいものです。
    ちなみに、あくまで目安でしかありませんが比較的コンディションの良い中古マンションで、水周りをいじらないような表層リフォームであれば100万円以下で済ませられることが多いです。70㎡前後で「壁紙の張替え」と「クリーニング」のみを行う場合であれば、比較的安価な量産品の壁紙を選びますと40万円前後というところでしょうか。
    ただ、これは大手業者さんに頼む場合や、壁紙を輸入品の珍しいものなどにされるようですと50万円を平気で超えてきます。逆に地元の工務店さんに直接お願いするともう少し安く済んでしまうような場合もあると思います。
    しかし戸建の場合、「耐震」と「屋外防水」に関連することをやるとなればそれだけで数百万円になってしまうことがあるので注意を要します。大切なのは、大凡でも見越しておくことと、リフォーム費用がかかることも視野に入れた予算設定です。物件価格だけで予算ほとんどを使ってしまうと、リフォームに予算をかけられなくなってしまう恐れが出て参りますので気を付けます。
    ちなみに、限られた予算内で取捨選択をしながらリフォーム箇所を検討する場合に、「こだわりのリフォーム感」が出やすいポイントがあるのでお伝えさせて頂きます。
    1.照明
    照明は天井にコンセントのような差込口がある「シーリング式」が一般的ですがシーリング式の照明は便利な反面、生活感が出やすくなっています。そうではなく、間接照明やダウンライト、織り上げ天井といった構造に変えていくと雰囲気が一変しますのでオススメです。
    2.リビングに何か「こだわり素材」を採用する
    代表的なところではフローリング材ですが、光沢等の無い無垢フローリングなどはカフェのような雰囲気になりとてもオシャレな空間に様変わりします。
    しかし、床板は費用がかさみやすいので難しい場合、壁面の一部に湿気対策や消臭効果を得効果を得られる「エコカラット」を使うとアクセントを付けることもできます。

    【オススメのリフォーム】
    中古住宅を購入するとき、リフォームするか否か、真っ先に検討される箇所というとやはりキッチンやお風呂などの「水周り」が挙げられます。
    また、以前も一度触れていますが「壁紙」も目につきやすくかかる費用の割にリニューアル感を強く感じられるため、ご検討される方が多い部分となります。実際、壁紙の交換は見た目だけでなく、「におい」の面でも家を大幅にリフレッシュできるため、お客様にオススメさせていただく機会は多いです。みなさんもご実家や、付き合いの長いご友人の家に久しぶりに行くと「あ、このにおい」と思われることがないでしょうか?各家庭には独特の「におい」がありますが、その匂いはカーテン・ソファ等の「布」部分と、「壁紙」に定着しやすいと言われています。壁紙を張り替えることで、新しい住宅独特の香りになりやすいので、よろしければご検討頂けると幸いです。
    さて、ここまでにお話させて頂いた「水周り」「壁紙」はお話するまでも無く、多くの方がご検討なさいます。
    今回は、プロ視点でオススメすべきリフォーム箇所について、お伝させて頂きます。
    ずばり、オススメ度ダントツの第一位は「屋根を含む外壁の防水」です。これはマンションの場合は気にする必要性が全くないのですが、一戸建ての場合は「築10年経っていれば基本必須」とお考え頂きたい部分となります。一見して大丈夫そうに見えても、緩やかに劣化は進んでいきます。10年目以降は、各部材の繋ぎ目や排水溝周辺については手入れが必要になりますので、「物件価格+防水工事費用」という意識は大切にして頂けますと幸いです。
    次にマンションの場合、これは管理規約次第では実現できないこともあるのですが「ガラス・サッシ」に関するリフォームがオススメです。もし既に、二重サッシや複層ガラスになっていれば必要がない場合もありますが、まだ済んでいなければぜひご検討ください。マンションはそもそも鉄筋コンクリート造なので、断熱性の高い建築物です。コンクリートでできた壁面の断熱性能が非常に高いのです。
    しかし、ガラス面はそうではありません。ガラスのリフォームは断熱性と遮音性を大幅に向上でき、空調効率を格段に改善することができますので光熱費の節約にも有用です。
    ちなみに「管理規約次第では実現できない」と申し上げた部分ですが、これには明確な理由があります。実は「窓ガラス」は個人のものではありません。厳密にはエントランスやエレベーターと同様に、マンションの「共用部」ということになっています。その為、ガラスそのものの変更は「他人の所有物の変更」になる為、少しハードルが高くなっています。マンションの場合、「ガラスの変更」よりもサッシを追加する「二重サッシ」を前提に検討したほうが無難かもしれません。このあたりはマンションごとに事情が違うので、状況によってご提案させて頂けますと幸いです。
     


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