不動産屋の気になるNEWS!空き家再生物語Ⅱ「あの時の戸建てビフォーアフター」 | センチュリー21グローバルホーム
-
不動産屋の気になるNEWS!空き家再生物語Ⅱ「あの時の戸建てビフォーアフター」
不動産屋の気になるニュース 2025年8月号(No.51)空き家再生物語Ⅱ
「あの時の戸建てビフォーアフター」
とうとう完成!あの一戸建てが生まれ変わる
こんにちは。今月もこのコラムをご覧いただきましてありがとうございます。
「今日も暑いねぇ」という挨拶から始まる毎日ですが、体調を崩さず元気にお過ごしでしょうか?
私はおかげさまで忙しく元気に飛び回っておりますが、ご褒美のビールが美味しすぎて、つい飲みすぎてしまう毎日です。
さて、2024 年6 月の№37 のコラムで「空き家過去最多の900 万戸」というタイトルで空き家問題に触れましたが、その中でご紹介した20 年ほど放置された都内の一戸建てをご紹介いたしました。
(詳しい内容はこちらのURL をご参照ください)
https://www.globalhome.co.jp/blog/page_2084.html
いろいろと時間はかかりましたが、今月やっとリフォームも完成し再生住宅として市場に出ることになりました。
あの時ご相談いただいた一戸建ては一体どうなったのかの実例をご紹介したいと思います。
ビフォーアフターをご紹介
まずは長く空き家となってしまっていた原因である相続登記の未了から解消することにしました。
相続人と関係者からそれぞれの思いや考え、希望などをヒアリングすることからスタートです。私の方で全員とお会いさせていただき、その上で最適と思える提案や、その後この家をどうするかなどのプランを説明し、一人一人に了解と同意をいただき、最終的に遺産分割協議が整いました。
その後必要な書類を集めていただき、司法書士にご協力いただき相続登記の手続きに入りました。相続登記の完了までは実際にご相談をいただいてから約半年がかかりましたが無事相続登記を完了させることが出来、私としてもホッといたしました。
次にこの家をどうするか?という課題に取り組んでいきました。この物件は接道要件を満たしておらず再建築が出来ないため、考えられる線はやはりリフォームによる再生です。昭和46 年築、すでに54 年が経過した家でしたので、昭和のレトロ感を残しつつ、でも現代に暮らしやすい家を目指してプランニングしていきました。
さて、実際にどのようなリフォームを行ったか?見てみましょう。
①荷物の搬出、内装解体
ビフォー(最初は荷物もそのままでした)
②キッチン回り
ビフォー
アフター
④シャワーブース・洗濯機置き場新設
ビフォー
アフター
家が元気を取り戻しました!
いかがでしたでしょうか?
今回のリフォームは今や廃番となっている窓ガラスをそのままにしたり、引き戸を上手く改修し昭和のレトロ感を残しつつ、水回りやフローリングなどは交換し住みやすさも重視しました。この住宅はお風呂と洗濯機置き場がない家でしたので、階段下のスペースを活用してシャワーブースと洗濯機置き場を新設しました。
以前は瞬間湯沸かし器で給湯しており、給湯器もない状態でしたので、床下を開け、潜り、配管関係もすべて新設しました。
元の所有者様にもご報告すると「あの家がこんなにきれいになるなんて!」と驚きと感動と共に親が遺してくれた家がまた誰かに大切に使われていくことが本当にうれしいし、本当に頼んで良かったとおっしゃっていただきました。
このように不動産を再生してまた活用していける事例はたくさんあります。ご自身ではどうしたら良いか分からない、どこから手を付ければよいか分からないという方も多くいらっしゃいますが、ご相談いただければ様々なご提案が出来ると思いますので、お気軽にご相談いただければと思います。
⑤居室・和室
ビフォー
アフター
⑥居室・洋室
ビフォー
⑦あえてそのままレトロな雰囲気を・・・
昭和のガラス引き戸の玄関ドア