不動産屋の気になるNEWS!平屋ブーム到来!?ここ10年で平屋の人気が上昇!その人気に迫る! | センチュリー21グローバルホーム
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    不動産屋の気になるNEWS!平屋ブーム到来!?ここ10年で平屋の人気が上昇!その人気に迫る!
 
 不動産屋の気になるニュース 2024年12月号(No.43)平屋ブーム到来!?
 ここ10年で平屋の人気が上昇!その人気に迫る!
 
 年々増える「平屋」人気の理由に迫る!
 
 ここ数年特に注目を集め、いまやブームとも言われている人気の平屋。
 ある程度の床面積を確保するにはそれに合わせた土地の広さも必要となるため首都圏など地価の高いエリアでは居住面積を確保しやすい2階建て以上の作りが大半ではありますが、リモートワークの普及や高齢化が進んでいることもあり、生活を郊外に移し平屋を選ぶ方が年々増えているとのこと。
 
 
 国土交通省の「建築着工統計調査」によると平屋の着工は2016年で3万7,947棟であったのに対し、2022年は5万7,575棟と大幅に増え、2022年における居住用建物の全体の棟数は41万5,428棟という事ですから平屋の割合は13.9%もあり、ブームが続いていることが分かります。
 平屋と言えば一昔前は古い住宅のイメージでしたが、現在では大手ハウスメーカーなどでも軒並み平屋のラインナップを充実させており、機能性や個性的なデザインから若い世代にもその人気が広がっていると言います。
 
 今回は平屋がなぜ人気なのか、選ばれる理由、メリット、デメリットなどに迫ってみたいと思います。
 
 
  二階建て 二階建て
  平屋 平屋
 どっちにする??
 
 
 
 なぜ?平屋が人気の理由、メリットは?
 <平屋の長所・5点>
 
 1.「地震や台風などの自然災害に強い」
 2.「バリアフリー、生活動線がシンプルでコンパクト」
 3. 家族とのコミュニケーションが増える
 4. 空間を最大限に生かし、採光も取りやすくなる
 5. メンテナンス費用や光熱費が抑えられる
 1.「地震や台風などの自然災害に強い」
 
 平屋の大きな特徴としてはやはり災害に強いことが上げられます。高さが抑えられているので重心も低く、揺れも収まりやすいうえ、避難など外への動線もスムーズです。また強風などの影響も受けにくくなると言えます。
 
 ただし、水害などのリスクでは垂直避難が出来ないため、立地条件の考慮は必要になると思います。
 
 
 
 2.「バリアフリー、生活動線がシンプルでコンパクト」
 
 もう一つはマンションのようにワンフロアで高いバリアフリー性能を持っていることが上げられます。
 家全体がフラットで、各部屋への移動やキッチン、浴室などへのアクセスも階段や段差を気にする必要がありませんので、老後の暮らしを見据えても不便を感じにくくなります。
 
 
 
 3.家族とのコミュニケーションが増える
 
 2階以上の作りの家では家族それぞれが独立する場面も多くなり、家族が一緒に過ごす時間が限られますが、平屋の場合、家族全員がワンフロアで生活するため、コミュニケーションを取る機会も多くなり、自然とリビングなどに集まりやすくなります。
 また、レイアウトによりますが、平屋であればどの部屋からも庭に出られると言ったことも可能になりますので、庭に植えた木や花、景色を共有することもできます。みんなでパッと庭に出てアウトドア、BBQなんかを楽しんでも良いと思います。
 
 
 
 4.空間を最大限に生かし、採光も取りやすくなる
 
 住宅の天井の高さは法律によって2.1m以上でなければならないと定められていて、この条件を満たすように設計していくと一般的な天井の高さは2.4m前後となります。開放感を出すにはそれ以上の天井高を確保したいところですが、2階建て等の場合その高さにも限界があります。その点、平屋では自由に天井の高さが設定でき、最大で5mなどにすることも可能となります。また、このように勾配天井を設けて高い位置に窓を設ければ採光の確保もしやすく、昼間は照明いらず、また夜は星を眺めるなんて暮らし方も可能となります。
 
 
 
 5.メンテナンス費用や光熱費が抑えられる
 
 2階建て以上の建物に比べ、メンテナンスする面積が少なくなりますので修繕にかかる費用が抑えられます。また、上下階の熱の空間移動がない為冷暖房効率が上がり、光熱費の削減にもつながります。
 
 
 
 
 平屋のデメリットは?
 <平屋の短所・3点>
 
 1. 広い敷地が必要、また建築費用が高くなりやすい
 2. 防犯面、日当たり、風通し
 3. プライバシーの確保
 
 1.広い敷地が必要、また建築費用が高くなりやすい
 
 例えば建ぺい率40%の土地であった場合、延べ床面積30坪の家を建てるのに2階建てなら土地は37.5坪で済みますが、平屋では75坪が必要となります。広い敷地が必要という事はそれだけ土地の価格が高くなり、固定資産税も高くなります。また、基礎工事と屋根工事の面積が増えますので、その分建築コストも嵩み坪単価でみると割高となります。
 
 
 
 2.防犯面、日当たり、風通し
 
 平屋は高さが低いこともあり、2階建て以上の建物が立ち並んでいる場合など周囲の建物の影響を受けやすく、採光や風通しなどを考慮した配置を検討する必要があります。また死角にもなりやすく、また窓がすべて1階にあるため外部からの侵入がしやすく、防犯ガラス等セキュリティーの強化が必要です。
 
 
 
 3.プライバシーの確保
 
 家族間のコミュニケーション確保がしやすい反面、プライバシーの確保が難しいというデメリットがあります。音の問題やフラットで動線がシンプルな反面、来客時などはトイレへの動線などが気になる事もあると思うので、ゾーニングの徹底は必要です。
 
 
 
 
 でも将来は平屋に住みたい!
 
 というわけで非常に簡単ですが、今回は平屋のメリット・デメリットを解説いたしました。
 
 私自身も将来的には海が見えて、ゆったりとした時間が流れるような平屋で暮らしたいとずっと思っていましたので、夢の実現に向けて色々と勉強しながら人生設計していきたいと思います。
 
 筆者:センチュリー21グローバルホーム 代表取締役 上村範丈
 ・宅地建物取引士
 ・(公認)不動産コンサルティングマスター
 ・相続対策専門士
 ・賃貸不動産経営管理士
 ・相続コーディネーター
 ・家族信託コンサルタント 他
 
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