不動産屋の気になるNEWS! 2021年11月号 『不動産ID』 Vol.2不動産屋の気になるNEWS! 2021年11月号『不動産ID』 Vol.2 | 稲城市・川崎市多摩区の不動産(新築一戸建て・中古一戸建て・土地・中古マンション)はセンチュリー21グローバルホーム


  • 不動産屋の気になるNEWS! 2021年11月号 『不動産ID』 Vol.2












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    それではつづきを


     

    住居表示でも地番でも簡単にたどりつくことが出来ます。
    たまに地方の山や原野、山林などを査定して欲しいという依頼があり、場所を特定するだけでも一苦労という事がありますが、これが整備されれば一発で発見できるようになります。
     また、我々の重要な業務の一つとして不動産を売買したりする前に不動産の重要事項調査を行うのですが、これらも情報管理をしているセクションが異なるため、法務局、役所、インフラ関係・・・などあちこち回って調査をしなければならず、かなりの手間と時間がかかります。
    こういったことも不動産IDで一元管理されれば手間やコストまた、漏れや間違いを防ぐことにもなりメリットが大きいと言えます。
     もちろんこれは我々不動産業者だけのメリットではなく、購入や住み替えを考えているエンドユーザーが不動産屋から知らされる情報だけでなく、ハザードマップによる浸水やがけ崩れなどの情報や様々な都市計画なども自らも検索して簡単に調べられるようになり、より納得して安心できる材料にもなると思います。
    合わせて、過去の取引事例や事件・事故などの履歴、また中古住宅であればメンテナンスやリフォーム履歴等を管理したり情報を紐づけできる等も考えられ、より透明性ある不動産取引が出来るようになるのではないでしょうか。




     

    所有者不明土地や低未利用地の活性にも

    6月のコラムでも書きましたが、所有者不明の土地が国土の2割、九州に相当する410万ヘクタールもあると言われています。不動産登記法の改正ももちろんですが、不動産共通IDが整備されれば所有者情報とのリンクや所有者の住所変更などにも対応できるようになって所有者不明の土地やそれが原因で整備を進められなかったり、有効活用されていない土地や空家などの不動産を有効に活用する事にも繋がっていくと思います。

    個人情報保護を始め、なんでも一元管理されることに賛否もあるかと思います。もちろん、データの管理や情報改ざん、紐づけて良い情報とそうでないものの区別など様々な課題はあると思いますが、不動産IDはとてもメリットが大きいと思います。
    是非早急に整備をしていただきたいと思います。



    次回は住宅ローン減税見直しについてです。
    お楽しみに



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