不動産屋の気になるNEWS! 2022年3月号 『東京一極集中解消か⁉』 Vol.2不動産屋の気になるNEWS! 2022年3月号 『東京一極集中解消か⁉』 Vol.2 | 稲城市・川崎市多摩区の不動産(新築一戸建て・中古一戸建て・土地・中古マンション)はセンチュリー21グローバルホーム


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    東京のマーケットはどうなるのか?

    この東京23区からの転出超過のニュースにより、もう東京の不動産投資は終わった、とか東京の不動産神話に陰りが・・・と、いう意見を述べる専門家なども出てきたようですが、果たして本当に東京の不動産市況はどんどん下がっていくのでしょうか?

    ちなみに東京から「脱出」して向かう先で最も多かったのは神奈川県で9万6446人、他には埼玉県が7万8433人、千葉県が5万8485人となっています。先程も書いたように「そう遠くは行けない」という理由もあるとは思いますが、それだけではなく東京の不動産、特に都区部はバブルが起こっていて、都内では買えないという理由もあるのではないかと思っています。

    分譲マンションは新築価格がバブル経済期を上回り平均価格が6,584万円となり、23区に限っては2021年の4月と8月の平均価格が1億円を超えており、とても気軽に購入できる金額ではありません。最近では様々な建築資材やガソリン、生活必需品の価格上昇もある中で、個人所得は上がる気配がないとなると東京に住むという選択肢を諦めざるを得ないというのが実情のような気もしています。





    当然、相場は様々な要因で変化し、いつまでも上昇や下落だけが続くことはありませんが、コロナ禍をきっかけに昨今のような状況が続き、今までのように地方から東京へ若者が入ってくることで人口減少を食い止めていたという特殊な事情がなくなれば東京の高齢化はますます進み、合わせて人口減少が加速し、勤労年齢も上昇していく事に繋がります。そうなると消費も鈍ったり、減少してしまい、不動産に限らず、今までのようなマーケットが続かなくなる事が予想されますが、やはり東京は世界に誇る魅力的な都市ですから社会構造の変化も敏感に感じて、それに順応しながら新たな街づくりや経済成長を続けていく事が大切だと思います。
    尚、地元多摩地域の不動産市況は多少の価格上昇は感じるものの都区部ほどではなく、比較的安定的に活発な取引が続いています。人口も少しずつ増えていますので、このコロナ禍をきっかけに移住する先の一つとしても、この多摩地域の魅力をどんどん発信していきたいと思います。







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