不動産屋の気になるNEWS! 2022年3月号 『東京一極集中解消か⁉』 Vol.1不動産屋の気になるNEWS! 2022年3月号 『東京一極集中解消か⁉』 Vol.1 | 稲城市・川崎市多摩区の不動産(新築一戸建て・中古一戸建て・土地・中古マンション)はセンチュリー21グローバルホーム


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    23区は比較可能な14年以降で初めての転出超過


     1月28日に総務省から2021年の住民基本台帳に基づく人口移動報告が公表され、東京23区では転出者数が転入者数を1万4828人上回る「転出超過」となった事が分かりました。外国人を含む現在の集計方法となった14年以降と比較して初めての事であり、日本人だけに限ると1996年以来25年ぶりの事となりました。
    コロナ前の19年は6万4千人超の転入超過だったことから見ても、この結果の背景の一つとして、やはりコロナ禍による社会生活の様々な変化が大きかったのではないかと思います。

     この報告によると、2021年市町村間で移動した人は524万7744人で、前年比0.2%の減少となりました。そのうち、都道府県をまたぐ移動は247万6640人、またがない移動は277万1104人でした。
     都道府県別で転出者数が最も多かったのは東京都で41万4734人。続いて神奈川県、大阪府、埼玉県、千葉県となりました。
    では、東京都はどんどん人口が減っているのか?と言えば、転入者数が一番多いもの東京で42万167人。東京都全体としては5433人の増加となり、続いて神奈川県、埼玉県、大阪府、千葉県となっています。
    また転入超過数が一番多かったのは神奈川県の3万1844人、続いて埼玉県の2万7807人で、中でもさいたま市は1万527人の超過で全国1719市町村の中で第1位です。

    一方で転出先を細かく見てみると東京都の多摩地区、神奈川県、埼玉県、千葉県への移住が全体の3分の2を占めており、これはコロナ禍の始まった2020年の移住傾向と同様で、東京圏内中心への引っ越しが引き続き続いており、23区の転出超過が起こったとは言え、一言に「東京離れ」「首都圏の人口集中解消」が進んだとまでは言えず、テレワークが普及して部屋数の多い部屋や静かな環境へと住み替えをしながらも、やはり減ったとはいえ出社も必要なので首都圏から離れられなかったり、今の生活圏をガラッと変えてしまう程の移住や本格的な首都圏離れの生活に切り替えられる人は少なかったのではないかという気がしています。




    今日はここまで

    次回、続きは
    東京のマーケットはどうなるのか?・・・

    お楽しみに


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