不動産屋の気になるNEWS!家賃上昇と定期借家。いま知っておきたい住まい選びの考え方 | センチュリー21グローバルホーム
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不動産屋の気になるNEWS!家賃上昇と定期借家。いま知っておきたい住まい選びの考え方
不動産屋の気になるニュース 2026年7月号(No.62)
家賃上昇と定期借家
いま知っておきたい住まい選びの考え方最近、お客様とお話ししていると、
「家賃、前より上がっていませんか?」
「更新のタイミングで値上げの話が出たんですが、これって普通なんですか?」
といったご相談をいただくことが増えています。
実際、公的な統計を見ても、家賃は足元で上昇傾向が確認されています。
上がり方は急激というより、じわじわと続いている印象です。
東京のように動きが強めの地域もありますし、全国で見ても、
以前より“家賃を見直す流れ”が出やすい環境になってきています。
あわせて、最近は「定期借家契約」の物件も目にする機会が増えてきました。
普通借家とは少し考え方が違う契約なので、内容をよく理解しないまま契約してしまうと、
あとで戸惑うこともあります。
今回の気になるニュースは、この「家賃上昇」と「定期借家」の流れを、
お客様目線を大切にしながら、できるだけわかりやすく整理してみたいと思います。目次
家賃が上がっているのは、気のせいではありません
「前より家賃が上がりやすい環境」にある現実
まず最初にお伝えしたいのは、家賃が上がってきているという感覚は、
決して気のせいではないということです。
公的統計でも、民営家賃の上昇傾向が確認されています。
もちろん、地域差はありますし、すべての物件が同じように上がっているわけではありません。
ですが、少なくとも「前より家賃が上がりやすい環境にある」という理解は、
現実にかなり近いと思います。背景としては、オーナー側が負担するコストが全体的に重くなりやすい状況があります。
•建物の修繕費や管理費、火災保険料などの経費の上昇
•金利や地価、不動産価格の上昇による影響
つまり、家賃だけが独立して上がっているというよりは、
貸す側を取り巻くコスト全体が上がっている中で、その影響が賃料に反映されやすくなっている、
という見方が自然です。
だからこそ、更新時等に家賃改定の話が出ること自体は、以前より珍しくなくなってきています。
ただし、ここは大事なところですが、「値上げの話が出ること」と「その条件をそのまま受け入れること」は別問題です。定期借家は増えている傾向がありますが、まだ主流ではありません
契約を結ぶ前に押さえておきたい更新なしの仕組み
もう一つ、最近の住まい探しで気をつけたいのが「定期借家契約」です。
定期借家は、契約期間が満了すると原則として契約が終了する仕組みです。
普通借家のように更新を前提とした契約ではありません。
もちろん、貸主と借主の双方が合意すれば再契約できる場合はありますが、
そこは最初から保証されているものではありません。
この定期借家については、募集の現場では増加傾向が見られる一方で、市場全体の利用実態としてはまだ少数派というデータもあります。より具体的に言えば、「増えてはいるものの、まだ一般的な賃貸(普通借家)が主流である」というのが実態です。
そのため、お客様にとって大切なのは、定期借家を“普通の賃貸とほぼ同じもの”と考えないことです。
契約を結ぶ前に以下のポイントは必ず確認しておきましょう。
•契約期間が満了した際、再契約を結ぶことは可能か
•再契約にかかる手数料などの諸費用はどうなるか
•急な転勤などで中途解約する場合の条件はどう定められているか
特に「家賃が周辺相場に比べて安い」と感じる物件の場合、
定期借家であることが理由になっているケースがよく見られます。
条件の見た目だけで判断せず、契約の中身までしっかり確かめることが身を護ることにつながります。更新時の値上げ交渉は、まず“根拠の確認”からで大丈夫です
慌てず、理不尽を鵜呑みにしないスタンス
家賃の値上げについて、お客様がいちばん不安を感じやすいのは更新時かもしれません。
「もう住んでいるし、断りづらい」
「言われたらそのまま応じるしかないのでは」
と思ってしまうのも無理はありません。
しかし、実際には「まず根拠を確認すること」から始めて全く問題ありません。
法律上、賃料の増額請求そのものは、土地や建物の価格変動、税金の増減、経済事情の変動、近隣に比べて家賃が不相当になった場合などの相応の事情があれば認められます。
ただし、これはあくまで「請求できる余地がある」という話であり、
オーナー側の提示した額で自動決定するわけではありません。
借主側がその理由を確認し、不要であれば対等に協議して調整することができます。
値上げを打診されたからといって、感情的に反発するのではなく、次のような具体的な基準を確認していきましょう。
•近隣の同種物件と比べて、極端に家賃が低かったのかどうか
•外壁修繕や共用設備の更新など、明確で具体的なコスト要因があるか
•これまでの期間、家賃がどの程度据え置かれてきた履歴があるか
•改定の幅(値上げ額)が客観的に妥当なものかどうか
根拠がクリアにならないまま承諾を焦る必要性はありません。
冷静に対話を求め、納得いかない場合は見直しを求めるのも正当な対応です。オーナーの事情は理解しつつ、借主も遠慮しすぎなくていいと思います
貸主・借主がお互いに納得し合うための交渉
オーナー側からしても、修繕管理コストが高騰し「現在の実勢相場と同じ家賃に底上げしたい」と望むこと、また期間管理をしやすくするために「定期借家」を選ぶことは、
経営的な側面からは自然な判断でもあります。
しかし借主だからといって、一方的な要求に遠慮して黙り込む必要はありません。たとえば、次のような交渉や提案はごく一般的に行われています。
•希望された値上げ幅を、いくらか縮小してほしいと相談する
•一度での大幅な引き上げを断り、段階的な移行ができないか提案する
•増額に応じる代わり、エアコン新調や水回りの修繕を引き受けてもらう
こうした歩み寄りは特別なものではありません。
特に長く丁寧に住まわれている入居者様は、オーナーにとって「空室が発生してリフォーム費用と広告費がかかるリスク」を取り払ってくれる大切な存在です。
そのため、話し合う余地は十分にあります。
ただ家賃増額を交渉するだけでなく、定期借家の場合は「再契約の諸条件」や「再確認の手続き方法」まで明確に取り決めて意思を確認しておくことが、将来にわたって住まいを守る土台となります。

家賃が上がる今だからこそ、「買う」という選択肢も一度考えてみたいです
購入による住居費変動の固定化という発想
最近になって、家賃を更新するタイミングでの値上げを経験した方が、
「一生家賃を払い続けるのが得策なのか」
「この機に家を買ったほうがいいか」
と購入を意識される機会も多くなっています。
ただ、「家賃が上がったのだから買い時だ」と早合点するのは避けるべきです。
家賃相場と同様に、土地値や新築・中古マイホームの売買価格も上昇傾向にあるためです。
それでも、現在の住宅費用とこれからのライフプランを見つめ直す機会として「購入」を比較検討するのは非常に有意義です。
購入すれば、将来的な賃料改定の心配は無くなります。
もちろん、一方で固定資産税や不定期的な修繕義務、金利推移のウォッチなどは新しい負担として加わります。
「どちらかが一方的に正解」と決めつけるのではなく、現在の家賃水準、今後の支出計画と見合わせて、自分たちの無理な目標にならない方法を両面からしっかりと比較し検討することが大切です。住みやすい選択肢を納得して選ぶために
家賃上昇や定期借家の普及など、一見すると入居者様にとって不利な選択が増えているように見えますが、過剰に構える必要はありません。
大事なポイントは、日々生活を過ごすための基本として、次のことを明確に意識して動くことです。
•お部屋を契約する際、契約形態(一般借家/定期借家)の違いを正確に理解しておく
•急な家賃変更の連絡に慌てることなく、具体的な変更の背景や根拠を確認する
•「今の状況から住み替え、あるいは購入への転換、住み続けるべきか」をフラットに捉える
住居は、日々の幸福そのものに直接つながり深く関係します。
ただ言われた変化に甘んじ、選択を諦めてしまうのではなく、自分が深く納得しながら選んでいくことが望ましいのです。「家賃の支払いが続きお住み替えを視野に入れたい」
「購入に向けてプランを考えたい」
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