「家を買う」という事Vol.14 | センチュリー21グローバルホーム


  • 「家を買う」という事Vol.14



    【全体的な流れ⑥】
    7.決済・引渡し
    ・住宅ローン実行、残金決済
    ついに、不動産がご自身のものになる日がやって参りました。各種準備は事前に終えているかと思いますので、決済当日は意外なほどにすんなりと終わるケースが多いです。残金決済は、住宅ローンの借入をする銀行に全員で集まって手続きを行います。手続きの流れといたしましては、登記を担当する「司法書士」立ち合いの元、取引を完了する為に必要な書類、引渡し物等、全てが揃っているかを確認し、問題が無ければローンが実行されます。その後、各種代金のお支払い、領収書の発行を終えれば、無事取引完了となります。そして、取引完了を見届けた司法書士が、法務局へ所有者が変わったことを報告し登記手続きを行います。登記手続きの完了には数週間を要しますので、後日不動産の所有者となった証明となる「登記識別情報通知」という書類が郵送されてくる流れとなります。この「登記識別情報通知」とは、過去には「権利証」と呼ばれていた書類の現在の形です。役所特有の複製防止処理がされたカラフルな用紙に、アルファベットと数字の羅列による12桁の「登記識別情報」が記載されています。要は不動産の所有権に関わる手続きを行う為のパスワードとなるものです。受け取った時点ではこのパスワード部分には目隠しがされており見ることができなくなっています。そしてこれは登記手続きをするときまで見る必要がないので未開封にしておかなければいけません。開封済みのものは「既に何がしかの登記手続きをしてしまった無効な書類なのではないか」という疑いが生じてしまいますので必ず開けずに保管するようにしてください。
    ※リフォーム工事手配
    非常にコンディションの良い不動産であっても「壁紙の張替」と「ハウスクリーニング」は頼まれる方がほとんどです。このような軽微なリフォームでも、着工してから住めるようになるまでには数日が掛かりますし、マンションの場合、着工前にマンションから許可を取らなければ工事ができませんのでさらに準備期間が必要となります。規約の厳しいマンションの場合、「隣接する全ての住戸の説明の上、承諾書に捺印をもらい、工事許可申請書と共に組合に提出すること」といったルールが存在していることもあります。このあたりのルールはマンションごとにかなり差がありますので、必ず事前に確認をしておく必要があるところです。

    【全体的な流れ⑦】
    8.引渡し直後
    ・設備表の期限(7日間)
    契約時点と内覧会で確認を行った「設備表」ですが、そこに記載された設備についてもしも故障が発生したとしても、売主様側に修理をお願いできるのは引渡し日から7日以内ということになっています。内覧会で細かく確認ができていれば基本的には問題ないはずですが、中には「何人もの関係者がいる中ではゆっくりと確認ができなかった」と思われる方もいらっしゃるようです。そういった場合には、引渡し後、期限内の7日以内に再度現地を確認しておかれることを推奨させて頂いております。もし再度現地を確認するのであれば「設備表」のコピーを持参し、できればご自身以外にもだれかご親族の方か、リフォーム業者のご担当者様か、複数で行かれたほうが見落としが無くなりますので良いと思います。ちなみに、電気・ガス・水道については事前に手配をしておかなければ確認当日に使えない場合がありますので注意が必要です。その他にも各種設備の動作確認方法がわからない場合は、ご相談くださいませ。
    ・リフォーム工事着工
    ここまで来れば入居まであと僅かです。リフォームも信頼できる業者様と密に打合せができていれば基本的には問題ないでしょう。
    しかし、短期間で済む軽微なリフォームであれば問題ありませんが、数週間にわたるような規模の大きなリフォームになる場合、もしかしたら放ったらかしにせず、こまめに現地の確認に行った方が良い場合があります。これはご依頼なさるリフォーム業者さんにもよって考え方が違ったりするケースがありますので、事前にリフォームの担当営業さんと相談しておいて頂けると良いでしょう。ちなみに、マンションで大規模なリフォームを行う場合、どうしても近隣の住民の皆様には多少のストレスを強いることになります。通常はリフォーム業者の方が、着工に先立ち挨拶回りはしているものですが、規模が大きい工事の時には、引っ越しのご挨拶も含めて一度ご挨拶回りに伺ったほうが良いことがあります。入居後は少なくない年月を隣り合って暮らしていくお相手ですので、こうした配慮をすることでお互いに気持ちよく暮らすことができるかもしれません。よろしければご一考くださいませ。
    9.引っ越し・入居
    ・各種引っ越し手続き
    ・新調する家具・家電の準備
    引っ越し作業そのものについてはこの場では割愛させて頂きますが、引っ越しを行いますと様々な手続きが必要になって参ります。細かく挙げていくとキリがない程で、ここには中々書ききれませんが、ネット上には様々な引っ越し関連業者さんが「チェックリスト」を公開しています。よろしければそういったものをご活用頂けると漏れもなくスムーズな転居ができるかもしれません。また、引っ越し直前に家具や家電を選んだり、室内の家具配置を考えたりする作業は楽しいものですが、コツとしては見学時に細か過ぎるくらいに室内の寸法を測っておくと捗ります。部屋の壁から壁までの距離はもちろん、カーテンの寸法、搬入路となるドアの幅、家具配置を左右するコンセントの位置まで確認できていれば万全です。


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