不動産屋の気になるNEWS! 2022年8月号 『リースバッグをご存じですか?』 Vol.2不動産屋の気になるNEWS! 2022年8月号 『リースバッグをご存じですか?』 Vol.2 | センチュリー21グローバルホーム


  • 不動産屋の気になるNEWS! 2022年8月号 『リースバッグをご存じですか?』 Vol.2










    2022年8月号 『リースバッグをご存じですか?』 Vol.1はこちらから



    リースバックのメリット・デメリットは?

     
     ではリースバックのメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。まずはメリットですが、やはり借金をすることなく短期間でまとまった資金を確保できるという事が一番でしょうが、何と言っても最大の特徴でありメリットは売却後もそのまま住み慣れた家に住み続けることが出来るという点でしょう。これにより、転勤や転校、ご近所づきあい等、今までのライフスタイルの変化を最小限に抑えることが出来ます。また、売却したことをご近所に知られることもありませんし、引っ越し代もかかりませんので手間やコストも抑えられます。合わせて所有権は第三者となりますので、固定資産税や維持管理にかかる補修費用などのランニングコストが不要で支出を軽減する事も出来ます。
    資金化までの期間も一般的な売却より圧倒的に短くなり、いつまでに資金が必要といった緊急事態でも比較的予定を立てやすくなるというメリットもあります。

    ではデメリットを見て行きましょう。
    まずは一般的な売却相場から見ると安くなってしまう傾向があります。買取の価格は市場性や資産価値も影響しますが、やはりリースバックした際の賃料から見る投資利回りが大きな指標となってきますので、支払っていける賃料によって買取価格も大きく変わってきます。また住宅ローン等の残債が買取金額より高かった場合は金融機関が抵当権の抹消に応じてくれないため、例えば住宅ローンの完済が売却金額で補えない場合などは注意が必要です。
    それから売却するという事は自分の物でなくなるという事ですから例えば賃料が払えなくなってしまったり、リースバックでは比較的多く締結される賃貸借の更新を前提としない定期借家契約の場合などを含め、いつまでも長く住み続けられる保証がないと言った面も考えられます。
    ちなみにリースバックで売却した物件は条件次第で再度購入する事も可能です。例えば短期的にお金が必要だけど、将来的にはまたまとまったお金が手に入る予定がある場合などは、「買戻し特約」を付けておくことで、その不動産を取り戻すことも可能となります。

     以上ごく簡単ですが、それぞれの事情に合わせて様々なバランスを考慮しながら組み立てられるのがリースバックですので、検討してみたいという方はぜひお気軽にご相談下さい






【テーマ】|
カレンダー
 << 2024年7月