相続税の心配よりもどう分けるかを考えるべき|不動産相続相談事例 |センチュリー21グローバルホーム
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相続税の心配よりもどう分けるかを考えるべき
相続税がかかるかどうかよりも大事なことは?
相続税とはどのようなときにかかるのでしょうか?
もちろんご存じの方も多いとは思いますが、2015年の税制改正で
「相続税の基礎控除額」が減額されました。
簡単に言えば、相続税を納めなければならない人が増えたということになりました。
ちなみに改正前の基礎控除額は5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)
改正後の基礎控除額は3,000万円+(600万円×法定相続人数)です。
例えば相続財産が8,000万円で、法定相続人が配偶者と子供2人の合計3人だった場合、
改正前では基礎控除額が5,000万円+(1,000万円×3人)=8,000万円となり控除額の範囲内です。
これが改正後になると3,000万円+(1,000万円×3人)=4,800万円となり、基礎控除額では足りず
3,200万円が相続税の対象となってしまいます。
実際に改正前では約4%の方が相続税の納税対象でしたが、改正後は約8%と2倍となっております。
とは言え相続税を納めなくても良い人は90%以上いるということですが、
相続税を納めなくても良いから相続の問題が起こらないかというとそうではありません。
大切なのは納税の有無ではなく、どう分けるのか、また遺産対象額5,000万円以下でトラブルが多いことを
忘れてはいけません。
詳しくは別のコラムをご参照ください
相続ではいわゆる「争族」が増えている
https://www.globalhome.co.jp/souzoku_jirei/page_348.html
相続トラブルは相続税を収める対象か、資産総額が多いかどうかではなく、
家族にどう分けるのかが一番の相続対策であると思います。